市内王子の神奈川県立厚木東高等学校(今田浩二校長・生徒数829人)が9月30日、創立110周年記念式典を厚木市文化会館で開いた。
式典には、全校生徒と教職員55人、同窓会の常盤会34人、PTA38人、PTAのOB会・王子会12人の同校関係者と、来賓として学校評議員3人が出席した。
同校は、1906年に愛甲郡立女子実業補習学校として及川村(当時)に開校。13年に現在の市立厚木小学校の場所に移転し、幾度かの校名変更を経て50年に現校名になった。現所在地に移ったのは、66年。男女共学は81年から始まった。卒業生は、延べ2万4000人以上になるという。48年から69年までは定時制も併設していた。
2部構成で行われた同式典。第1部のセレモニーは、創部50年の人形浄瑠璃部による「二人三番叟」からスタート。今田校長、國井典子PTA会長、常盤会の山田一志会長、生徒会長の矢部なつみさん(3年)が、それぞれ挨拶した。当時の写真のスライドショーとナレーションで110年を振り返る映像と、事前に行われた同校OGの沼田美恵子さん(94)へのインタビューも上映された。
今田校長は、「地域の方々、卒業した先輩方に支えられ、110年を迎えることできた。生徒たちには、この式典をきっかけに歴史ある学校で学んでいるという自信と誇りをもって、新たな飛躍の年にしてほしい」と話した。
第2部主役は現役生初のコラボステージも披露
厚木東高校創立110周年記念式典の第2部は、いま学校に通う生徒たちが主役。吹奏楽部、音楽部、バトントワリング部、軽音楽部がそれぞれステージ発表し、会場を盛り上げた。
フィナーレは、初の試みだというコラボレーションステージ。吹奏楽・音楽・バトントワリング・軽音楽の4部活、総勢80人以上が共演し、往年のヒットナンバー『君の瞳に恋してる』を披露。客席まで広く使い、会場は一体感に包まれた。
式典準備は、文化部の有志と生徒会の29人で構成される同式典実行委員会を中心に7月から動き始め、夏休み返上で進めてきた。式典用の看板や壇上の花など、会場の装飾もほとんどが生徒の手作り。記念品のクリアファイルと記念誌の表紙は、美術部の小島花月さん(3年)が手掛けた。
生徒会長で実行委員長の矢部なつみさん(3年)は、「式典を終えて、充実感と達成感でいっぱいです。当日は段取りが遅れて焦りもあったけど、みんなが協力し合えたことで無事終えることができた。式典では時間の流れをしみじみ感じられて、110周年に立ち会えたことが嬉しかったです」と振り返った。
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