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厚木市 市民協働で「子ども食堂」 居場所づくり 交流の場に

社会

公開:2017年5月12日

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参加者全員で一緒に夕食を食べる子ども食堂(写真提供ASHL)
参加者全員で一緒に夕食を食べる子ども食堂(写真提供ASHL)

 子どもの貧困問題などを背景に、安価な料金で食事が食べられる「子ども食堂」が全国的に広がっている。厚木市では市民協働提案事業の行政提案型として、今年度から2団体が子ども食堂を運営する。

 市は子どもの居場所づくりや交流の場、子どもへの食の大切さを伝えるきっかけにしようと、今年度の市民協働提案事業(行政提案型)の一つに「子ども食堂」の実施を入れた。

 市民協働提案事業は、地域の課題をテーマに市民活動団体などが事業を提案し、市と共に課題解決に向けて取組んでいく制度。子ども食堂は、昨年度に市が公募し、市民団体「ASHL(アシュール)」と「厚木YMCA」の2団体が実施主体として採択された。

 市は事業提案書に基づき、講師料などの報償費や人件費、消耗品費などにかかる経費を負担するほか、開催のPRや会場の確保などを行う。市こども未来部子育て支援センターによると、県内では自治体が運営する子ども食堂はなく、市民協働提案事業での実施は厚木市のみだという。

 ASHLの第1回子ども食堂は、5月19日(金)に荻野公民館で実施される。今年度中に6回の開催を予定していて、市内各公民館を巡回する。時間は各回午後5時30分から9時。夕食づくりやレクリエーション、宿題の時間もある。子どもは100円、保護者は300円がかかる。

 厚木YMCAが運営する食堂は、20日(土)にスタート。年度内に8回が予定され、毎回、中町の厚木YMCAで実施される。20日は午後4時から7時まで。夕食作りや体育館でスポーツ体験も予定している。子ども150円、保護者400円。

 両団体とも、対象は小中学生と保護者50人。先着順で当日直接会場へ。

 支援センターの有木憲二所長は「子ども食堂に人が集まり、継続していけるようにサポートできれば」とし、「子育ての悩みや家庭でのトラブルをセンターに相談してもらえる体制を整えていきたい」と話した。

 子ども食堂に関する詳細の問合せは各団体へ。ASHL・葉山代表【電話】050・5277・3519、厚木YMCA【電話】046・223・1441。
 

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