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厚木・愛川・清川 社会

公開日:2018.01.26

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ボールがつなぐ仲間との絆
ボウリング競技に携わり県体育功労者表彰を受けた 三嶋 正志さん(67)

  • 愛用のマイボウルは14ポンド。理想のフォームは「投げ終わった後に、握手をする手の形になっている」こと=厚木ツマダボウル

 ▽相性がいいレーン、というのがあるそうだ。3年ほど前、日本スポーツマスターズでパーフェクトを出した、石川県金沢市のジャンボボール。普段の主戦場は厚木ツマダボウル。「投げている時はね、意外となにも考えていないものですよ」だそうだが、「ストライクの快感は、そりゃあね」。全投ストライクのフルスコア300は、昨年までに18回を達成した。

 ▽自然豊かな熊本県玉名郡玉東町の生まれ。中学時代には駅伝で市町村代表に選ばれ、高校時代にボウリングに出会うも、当時はまだ趣味程度。青年海外協力隊で農業指導を夢見たが、東京農大の農業拓殖学科(現・国際農業開発学科)へ進学。故郷を離れ新天地に選んだ厚木に、この時から根を張った。入社した造園会社の社長が好きだったことから、ボウリング熱が本格化。独身時代はほぼ毎日ボールを持ち、全日本ボウリング協会に入会した。結婚後は「さすがにしばらく自重した」が、家族でプレイする楽しみも知った。

 ▽現在は、神奈川県ボウリング連盟副会長と厚木市ボウリング協会会長を兼任。市体育協会主催のボウリング教室の企画・運営も手がけ、スポーツボウリングの普及やジュニアの育成にも力を入れる。今年11月には市民選手権の開催が決まっており、今から準備に余念がない。

 ▽ボウリングの魅力は、ストライクの快感だけに尽きない。年に20日ほど出場する国内の大会で、全国各地にできた仲間は、かけがえのない存在だ。遠征先でのグルメや温泉など楽しみはいろいろあるが、「行く先々で懐かしい顔に会えるのがうれしくてね」と目じりを下げた。

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