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厚木・愛川・清川 教育

公開日:2018.04.20

厚木市
保育士不足に一手
復職者に助成金

 全国的に叫ばれている保育士不足。待機児童を減らそうと、保育所は増えているが、肝心の保育士が確保できず、横浜市では、休園に追い込まれるケースも出ている。

* * *

 厚木市では、保育士不足の一手として、4月から「保育士復職等奨励助成金」制度を開始した。対象は、保育士として働いていない期間が1年以上ある市内在住の新規常勤保育士。市内の私立保育所などに就労する際に要した費用の一部で、一律10万円が助成される。募集人数は10人程度。

 実施の背景には、市内の保育所26園に「新たに保育士の雇用を必要と考えているか?」とのアンケート調査を行ったところ、21の園が「必要」と回答した。その理由として、「保育士の処遇改善」や「受け入れ人数を増やすため」との声があがったという。

 市保育課では「保育士不足が頻発している」と話す。市ではこの他に「奨学金返済助成金」と「転入奨励助成金」の支援を行っている=表参照。

 松蔭大学コミュニケーション文化学部の石橋優子教授は「保育士は5年程度で離職する人が多い」とし、その理由として、一般企業に比べ給与の安さを指摘する。「一人ひとりの子どもを大切にする保育士が増えれば」と話す。

 問合せは同課【電話】046・225・2768へ。

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