『タイガーマスク』の主人公・伊達直人の名で、児童養護施設にランドセルなどを寄付し、話題となった一連の「タイガーマスク運動」。その仕掛人で、現在も子どもの支援活動を続ける河村正剛さんが2月14日、厚木警察署で講演を行った。
少年の健全育成のために、署員の視野を広げる目的で行われた講演会。河村さんは、約100人を前に「タイガーマスク運動の始まりとこれから」をテーマに話した。児童養護施設で育ったことが運動のきっかけだったと話した河村さん。活動を継続するために、「政治や行政を動かして制度を作りたい」と、意を決して姿を公表した。それをきっかけに活動が一気に開けていったと振り返った。河村さんは「『私にも協力できることはないか』と声をかけてくれる人がいるが、まずは支援する子どもを出さないことが大事。そのために『ご家族を大事にして下さい』と伝える。それが立派なタイガーマスク運動」と締めた。
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