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厚木・愛川・清川 文化

公開日:2019.06.07

厚木は希少生物の住処

  • 市内で調査を続けている住倉さん

  • 園内ではものの5分でホトケドジョウを見つけることができた

 ホトケドジョウ―。国や県に「近い将来における絶滅の危険性が高い種」=「絶滅危惧1B類」に指定されているこの希少生物が荻野川や恩曽川といった厚木市内を流れる川で発見されている。

 1999年から20年以上市内を流れる川に生息する魚類相の調査に取り組んでいる住倉英孝さんによると、ホトケドジョウは、湧水のある流れの緩やかな細流や用水路など、河川の源流域や支流域に多く生息しており、本流域には「本来はいないだろう」と言われているという。

 そんなホトケドジョウのような希少生物を間近で見ることができるのが、「あつぎこどもの森公園」だ。2016年に開園した同園内は、昔ながらの里山の自然が残され、希少な動植物の宝庫になっている。開園に先駆け、ため池や水田、水路が整備されたことで、ホトケドジョウは年々増えているという。同園のボランティアとしても活動する住倉さんは、「生物との出会いは本当に面白いですよ」と笑顔で語った。

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