厚木市は、厚木消防署の2分署の移転・新築に向けた整備事業に着手。すでに設計に入っている相川分署(同市酒井)に続き、このほど南毛利分署(長谷)の設計業者が決定した。2021年度に両分署が相次いで完成する予定だ。
厚木消防署相川分署は、1982年に開設。同市岡田や酒井、戸田、下津古久、上落合、長沼と船子、温水,愛甲の一部ほかの区域を担当し、火災・救急・救助等の災害活動ほかを行う拠点として役割を担ってきた。同じく南毛利分署は、79年に開設。長谷や愛名、森の里若宮と温水、船子、愛甲の一部ほかの区域を担当してきた。
しかし、相川分署は37年、南毛利分署に至っては築後40年が経過。建物の老朽化がだいぶ進行している上、手狭な課題もあり、庁舎機能の充実が求められていた。そうした中、市は両分署の移転・新築を決定。すでに移転先用地の測量や買収などの必要手続きを行い、相川分署は業者による設計が来月提示される予定で、今年度中に地盤調査などが進められる。
一方の南毛利分署もこのほど設計業者が決定。作業が進められるほか、並行して地盤調査などを実施する。
厚木市消防本部によると、両分署とも地盤調査や基本実施設計を経て着工。21年度には相次いで完成する予定としている。
拠点機能形成車を導入
現在の相川分署は、敷地面積1074・20平方メートル、建築面積361・32平方メートル、延面積は360・40平方メートル。新たな庁舎は、下津古久(番地未定)にでき、現在の位置から西に100mほど移動した場所。2階建てで1階に車庫、2階に仮眠室等が設けられる。大規模災害が発生した際に現地で救助活動にあたる資機材を備えた特殊車両「拠点機能形成車」(全長約12m、幅約2・5m、高さ約3・6m)の配備が決まっているため、延面積は約900平方メートルとかなり広くなるという。
器具置き場等組み入れ
現在の南毛利分署は、敷地面積750・22平方メートル、建築面積256・17平方メートル、延面積250・53平方メートル。同市消防本部の7消防分署の中でも最も古くなっている。地域の発展とともに救急隊を増隊。防災備蓄倉庫や消防団の器具置き場も併設し、狭くなっていた。新設地は、同じく長谷で既存分署から南西に約300m離れた場所。こちらも消防団の器具置き場などを組み込む予定のため、「現状よりだいぶ広く、よりスムーズな活動ができるようになるはず」と市消防本部では話している。
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