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公開日:2019.08.09
愛川町郷土資料館
戦争の記憶 後世へ
企画展で陸軍飛行場写真集も
終戦の日を前に、愛川町郷土資料館(愛川町半原5287・県立あいかわ公園内)で企画展「戦争の記憶―戦後74年」が開催されている。同館が隔年で開催する企画展で、今回は写真パネル展示に加え、神奈川県内陸工業団地の前身である相模陸軍飛行場の写真集を発刊した。
同展は、戦争の史実を風化させず、先人たちが体験した戦禍と復興の歩みを知ってもらおうと開催されているもの。
期間は9月1日(日)までで、期間中は休館日なし。同館企画展示室やエントランスホールでは、戦時中の写真やポスターなど、約90点の貴重な資料が展示される。
また、今年は同展にあわせて相模陸軍飛行場関係写真集を発刊。8月1日から販売されている。
戦時中、愛川町中津には相模陸軍飛行場があり、多くの航空機が離発着した。終戦後は県内陸工業団地として造成され、地域の経済発展に貢献し、今に至る。写真集では、寄贈された写真など52枚が解説とともに掲載されており、当時の様子を克明に伝える。
同館学芸員の山口研一氏は「地元でも工業団地が飛行場だったことを知らない方がいらっしゃると思います。写真集で一時代前を知っていただけたら」と話す。写真集はA4サイズ30頁で1冊290円。発行数は1000部。同館のほか、愛川町教育委員会スポーツ・文化振興課(【電話】046・285・6958)でも販売している。
さらに同館では、企画展関連事業として山口氏による講座「写真で見る相模陸軍飛行場」を8月31日(土)、午後1時30分から同館会議室で開催する。定員は先着20人。
なお、企画展への入場や関連事業の参加は無料だが、車で来場の場合県立あいかわ公園の駐車場代(普通車500円)がかかる。参加申込みや問合わせは同館【電話】046・280・1050へ。
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