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東名中が開校50周年 資料から「お宝」見つかる

教育

公開:2019年10月18日

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修復され文字が浮かび上がった校歌の書
修復され文字が浮かび上がった校歌の書

 厚木市立東名中学校(佐藤弘幸校長)が、開校50周年を迎え、あす10月19日(土)に記念式典を行う。今回50周年にあわせて校内に残っている資料を整理したところ、同校の校歌を作詞した教師で歌人・谷鼎(たにかなえ)の自筆と思われる校歌の書が発見され、祝福ムードが高まっている。

 東名中は、1969(昭和44)年、旧相川中学校区と南毛利中学校区の一部を統合して、現在の厚木市愛甲1809番地に開校した。市内の中でも広い学区で、75年頃から生徒数が増加。85年には1000人を超える大規模校となった。95年に現在の相川中学校が新設されたことで、学区を縮小。生徒数も徐々に減少し、現在は200人ほどとなっている。

 同校が開校する前年に、すぐそばに東名高速道路が開通している。

地域との交流活発

 現在は、生徒と地域の関わりが深く、吹奏楽部がイベントや高齢者施設、小学校の依頼に応えて運動会で出張演奏したり、生徒が小学生への正しいスマホの使い方などを劇にして見せるなど、交流も活発。また、大相撲の力士を招いての大相撲東名中場所の毎年開催など、独自の教育にも力を入れている。数年前には厚木市出身のメンバーがいる音楽グループ「いきものがかり」が、同校の校舎を使用しミュージックビデオを撮影したことも話題となった。

「校歌の書」谷鼎の直筆か

 同校の校歌は、旧相川中学校の校歌を引き継いだもの。作詞は、教師で歌人だった谷鼎。作曲は、ドイツで音楽を学び東京音楽学校教授となった信時潔(のぶとききよし)。

 今回、50周年に際し校内に残っている資料を改めて整理したところ、額に入った書らしきものが職員の目に留まった。もともと飾ってあったものだが、額もボロボロでガラスも曇り、書も色あせてしまっていたため、「何だか全然わからなかった」(佐藤校長)という。しかし、タイトルから「校歌かな?」と思いよくよく見てみると校歌の歌詞とともに落款印らしきものもうっすらとあり、そこから「谷鼎の直筆の書では」という声が上がり、寄付を募って補修。文字がきれいに浮かび上がり、サインも見えるようになった。

 佐藤校長は、「真贋を調べるかはわからないです。ただ、このタイミングで改めて発見されたことに縁を感じ、今後然るべき場所に展示し大事にしていきたいと思っております」と話す。

 なお、式典は、「学校は生徒が主役。文化祭の一環としたい」(佐藤校長)と、午前11時からの文化祭前に実施される。

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