厚木・愛川・清川版 掲載号:2019年11月8日号 エリアトップへ

愛川町農友クラブの会長を務める 原田 融(とおる)さん 愛川町角田在住 31歳

掲載号:2019年11月8日号

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行動力が道を拓く

 ○…30代から60代の幅広い年代の農家15人で組織する愛川町農友クラブ。JA県央愛川の農産物直売所で行われる初の交流イベントには、同クラブから多くの会員が参加する。当日は、生産者の農家が野菜作りのこだわりや愛川産野菜の魅力を直接消費者に紹介する。「どんなお客様と出会えるか楽しみ」と、期待に言葉を弾ませる。

 ○…奈良県出身。大学は農学部だったが、遺伝子組換えの研究が中心で農家は目指していなかった。就職活動でも商社などが候補だったが、偶然テレビで紹介された農家に視線が止まった。「単純にカッコいいなと思って」と、農業を志したきっかけを振り返る。思い立ったらすぐ行動。各都道府県の農家に直接電話で交渉し、ホームステイで様々な現場を知った。大学卒業後は高知県の土佐自然塾で2年間有機農法を学び、同塾の卒業生で、既に愛川で農業を行っている先輩のもとで更に2年間修業した。

 ○…現在は「Organic Life Vegele」代表として、同町三増の畑で30品目を栽培する。独立の時、就農地は故郷の奈良県と愛川町で迷ったが、愛川の土に惚れ込み、この地を選んだ。同クラブ会長に抜擢されたのは今年4月から。年代や生産物が違っても、会員たちの農業への情熱は同じ。「方向性が違っても、互いに尊重し合うからこそ、活発な意見が出る」とクラブの雰囲気を語る。「伝統を守りつつ、新規就農者を広く受け入れられる存在であり続けたい」。農業者にとって、地域との絆がどれだけ重要かは、新規就農者である自身が一番よく知っている。

 ○…来春に結婚を控えている。新居を構えたら夫人を最初に連れていきたいのは「自分の畑の一番眺めの良い場所ですね」と満面の笑み。
 

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