社会福祉法人神奈川やすらぎ会(厚木市飯山)前理事長の西迫玲子さんが、11月22日、88歳で永眠されました。
西迫さんは1931年生まれ。20代のころは幼稚園教諭の仕事に励み、結婚後は家事・子育てをこなしながらご主人の経営する会計事務所をサポート。1983年に高齢者福祉施設を立ち上げ、福祉に関する資格も取得。以来、35年以上にわたり、地域福祉の道ひとすじに地域の福祉活動の発展のために尽力・貢献されました。
2015年には地域で暮らす3世代が安心して暮らせるサービスを提供するため、保育施設も開設されました。「保育施設の開設は厚木の未来を担う人材の育成に貢献することにつながるから」と、より広い地域福祉を見据えた考えを話しておられました。「いつも考えていたのは自分のことより世のため人のため。気丈で真っ直ぐな性分でした」とご家族は語っています。
本紙も取材で幾度も玲子理事長のお部屋に伺いました。理事長室から見える桜と銀杏の樹は、空へ向かい大きく枝を広げた立派な樹。法人開設当時に小さな苗木を植えたというこれらの樹々をこよなく愛され「自然のちからは素晴らしいもの。当法人も小さな種から地域の方々の大きな支えでここまできました。感謝しております」と話しておられました。その穏やかな語り口と柔和な笑顔が今でも蘇ってきます。来年の春にはこれまで以上に美しい桜が花ひらくことでしょう。ご冥福をお祈りします。
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