活動報告 No.293 「共に生きる」社会へ 県会議員(無所属・県政会) さとう 知一
地域住民や地域の多様な人々が、主体的・積極的に参画し、障害を越えてつながることが、ともに生きる社会に不可欠です。
虐待は許されない
津久井やまゆり園代替施設の指定管理者(運営団体)見直しについては、元利用者のご家族たちや福祉行政の専門家である浅野史郎教授とも連絡をとり情報収集しています。
重度障害者に対して、法律の要件を満たさない身体拘束・監禁は、例え親が許可しても、絶対に許されません。障害者も人権を持った一人の人間だからです。当たり前です。
私は、障害のある家族のいる家庭で育ちました。
障害者の「親なき後」だけでなく重度障害者にとっても「一度しかない人生」を充実したものにしてもらうことが不可欠との強い想いがあります。信念をもって発言します。
かながわ共同会
先々週金曜日、やまゆり園での身体拘束や虐待について、記事にしました。
私自身も表現があらく、文章に配慮が行き届いていないと反省をしました。
ところが週明けの知事会見で、愛名やまゆり園の職員による虐待が認定されたと公表されました。「食事制限を無視し大量に食べさせる」「長時間、夜中のトイレに座らせる」「食事を盆にまき散らし箸一本で食べさせる」等、虐待行為が明らかになりました。昨年夏の園長の逮捕と前後して、虐待が行われたことになります。
障害者施設の責務
障害者福祉を担う団体に対しては、モノが言いにくく、虐待事案を目撃しても、職員、利用者やその家族は、表面化させづらいとも考えられます。
やまゆり園は、一般の施設に比べ、充分な資金を県から受けています。
他の施設の模範となるような質の高いサービスを提供すべき県施設です。
福祉の地域移行
障害者の地域移行・地域生活支援を推進するためには、移行支援の高度な技術をもった施設が必要とされます。本来、県立施設に課された役割です。
利用者や利用者家族の方々に寄り添い、調査を綿密に行い、議会で活動する事は当然とした上で知事の指定管理見直しの決断を支持しています。
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4月19日