厚木・愛川・清川 社会
公開日:2020.06.26
職員と地域に感謝
馬場惠美子さん(69)
愛川町角田の特別養護老人ホーム「ミノワホーム」の施設長を開設当初から務め、社会福祉の向上に尽くした。「コツコツと続けてきただけ。28年間大きな事故が無かったのは、職員が本当に頑張ってくれたから。職員と地域の皆様のお陰なんです」と微笑む。
同ホームを運営する愛川舜寿会の理事長は、夫であり元県議会議員の馬場学郎氏。30代の頃に義母が寝たきりになり、3人の子どもを抱えながら在宅介護の日々を過ごした。酪農家だった学郎氏が社会福祉法人を設立し、主婦から施設長に。「自信はなかったけれど、介護を経験していたから、ご家族の気持ちは誰よりも理解できた」と頷く。利用者とご家族の目線に立った同ホームは、今や地域にとって欠かせない存在となっている。同法人では2019年、厚木市にカミヤト凸凹保育園を開設し、社会福祉法人としての裾野を広げた。両施設間の交流も盛んに行われている。「子どもが一番、高齢者の笑顔を引き出せるんです」と満面の笑み。
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