新型コロナウイルスの影響で中止となった全国高等学校野球選手権大会。その代替試合として、神奈川県が独自で開催した県高等学校野球大会が8月23日に幕を閉じた。厚木市上古沢に専用グラウンド「宮澤スタジアム」を持つ星槎国際湘南高校(大磯町)は、準決勝で相洋高校(小田原市)に6―9で敗れたものの、ノーシードからの快進撃を見せた。
8月22日、横浜スタジアムで行われた準決勝では、第一シードの相洋と対戦。2回に7失点を喫し6点を追う展開となったが、3回、5回に2点ずつ返し、7回にも1点を追加。最後まで諦めることなく立ち向かったが、あと一歩及ばず。今夏の快進撃はベスト4で幕を閉じた。
土屋恵三郎監督は「ノーシードから勝ち上がり、『よく頑張った』と選手たちに言いたい」とし、主将の濱田琉大選手(3年)も「コロナの厳しい環境の中でここまで来られた。最後まで『必笑』野球を貫けた」と話した。
監督と選手に密着したドキュメント放送
星槎国際湘南高校野球部(部員数69人)を密着したドキュメント番組が、8月30日(日)にフジテレビの「S―PARK(スパーク)」で、8月29日(土)にテレビ東京の「追跡Live!SPORTSウォッチャー」で放送される。
「S―PARK」では夏の甲子園大会中止を受け、5週に渡って「2020年夏 これが僕等の甲子園」を放送。同部は最終週の8月30日に登場する。土屋監督と高校で野球を終える決意をした吉浜良真選手(3年)にスポットを当てたドキュメント。撮影では、「野球生活最後の夏をどのような気持ちで臨むのか聞かれた」と吉浜選手。
同番組では、3年生(29人)だけで宮澤スタジアムを入場行進する映像をドローンを使って撮影。土屋監督は「高校卒業と同時にスポーツを終える選手が多い。最後の夏にかけた想いをぜひ見てほしい」と話す。放送は午後11時15分から20分程度を予定。
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「追跡Live!SPORTSウォッチャー」では、「ここが僕たちの甲子園!1日だけの背番号ラストゲーム」と題し、全寮制で親元を離れた選手と、選手たちを育てていく土屋監督を追ったドキュメント番組が放送される。ここでは、親子二代で土屋監督に指導を受ける近藤和馬選手(3年)に密着。父親の勧めで同部の門を叩いた近藤選手。入寮時に父親からもらった手紙には、「土屋監督の下で、野球だけでなく生活面も学んできなさい」と書いてあったという。
また、8月25日に行われた神奈川県高等学校野球大会に出られなかった3年生のための引退試合「ラストゲーム」の模様も放送。土屋監督は「今まで試合に出られなかった選手の、ゴールを作ってあげたかった」と話す。ラストゲームでは私立と公立の垣根を越え、逗子高校と対戦。3―8と敗れたはしたが、選手たちの顔に涙はなく、笑顔で3年生29人の夏が終わった。放送は午後10時30分から20分程度を予定。
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