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公開日:2020.09.18

W杯優勝元なでしこJ
永里優季選手はやぶさ入団
男子サッカーに挑戦

  • 会見後3兄妹が揃った(中央が優季選手)

 元なでしこジャパンで2011年FIFA女子ワールドカップの優勝メンバーでもある永里優季選手(33)が、厚木市から将来のJリーグ参入をめざす「はやぶさイレブン」に電撃レンタル移籍。同チームに今年加入した兄・源気選手(34)とともに今月開幕した神奈川県社会人サッカーリーグ2部で男子サッカーにチャレンジする。9月10日には入団記者会見が行われた。

 永里優季選手の電撃移籍については、まずレンタル元のアメリカ女子サッカーリーグのシカゴ・レッドスターズが発信。クラブ公式サイトで「神奈川県リーグに所属する男子アマチュアクラブ『はやぶさイレブン』でプロとしてプレーする初の女性選手として歴史に名を刻むため、日本へと向かいました」と伝えた。その後はやぶさイレブンも加入を発表した。

 記者会見で永里選手は「まずは移籍が実現したことについて、多くの関係者の皆様に感謝したい。これまでの経験や練習を生かしてチャレンジしたい」とコメント。また、海外を含め予想以上の大きな反響に「びっくりしている。と同時に改めて責任と覚悟を持って臨みたい」と決意を語った。

 改めて男子サッカーに挑むことについては、「昨年くらいからスポーツ選手の価値を高めるために、何か社会的メッセージを発したいと強く考えるようになり、まずは挑戦できるんだということを伝えたいと思った。新しいチャレンジの多様性を深めていきたい」と心境を話した。

「厚木に育てられた」

 また、永里選手は「海外では各チームごとに地元出身の選手がプレーしていてすごく愛されている。これは素晴らしいこと。私も厚木に育てられたので還元したいという思いが強い」とし、「今回私の移籍で厚木が世界に注目されれば。最近厚木が借りて住みたい街の1位になったそうで、うれしいです」と笑顔で話した。

県2部リーグに参戦

 「はやぶさイレブン」は、厚木市を本拠地に将来のJリーグ入りを掲げ昨年発足。昨シーズンは、県社会人サッカーリーグ3部に参戦し、1年で2部に昇格した。今シーズンは、優季選手の兄で湘南ベルマーレなどで活躍した源気選手らも加入し、1部昇格を狙う。優季選手のレンタル期間は今年12月31日まで。県社会人リーグ2部は今月開幕し、はやぶさイレブンは20日(日)に初戦、27日(日)に2戦目を戦うが、優季選手は契約上10月の3戦目以降に出場可能になる(全試合無観客試合)。

 会見後、源気選手とともにやはり今年からはやぶさイレブンのフットゴルフチームに加入した妹の亜紗乃選手も登壇。笑顔で兄妹話を展開した。

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