厚木市は、2021年度からスタートする第10次厚木市総合計画の基本構想案をこのほど発表した。10次計画では、これまでなかった「将来都市像の実現に向けた想い、基本姿勢」などが新たに盛り込まれた。
総合計画とは、将来の市の姿と進むべき方向を明確にする長期的な計画。行政運営の指針となる最上位の計画となる。今年度は、09年に策定された第9次総合計画(あつぎ元気プラン)の最終年度で、第10次総合計画は21年度から12年間の計画となる。
発表された基本構想案では、市の将来都市像を『自分らしさ輝く 希望と幸せあふれる 元気なまち あつぎ』と位置づけ、実現に向けて6項目のまちづくりのビジョンを設定。激甚化する自然災害に対応するため、防災・減災、安心・安全分野で「命、財産を守り抜くまち」という項目を新たに設けた。
想い・基本姿勢を設定
総合計画の策定へ向け、市では市民から幅広く意見を求めたいと、これまでにワールドカフェやワークショップなどを開催してきた。その意見を集約し、10次計画では「私たちが大切にしたい想い」と「まちづくりの基本姿勢」を基本構想に追加。想いを一つに、まちづくりを進めていくことを明記している。市企画政策課では「今まで以上に市民、事業者、行政が共によりよいまちづくりを実現するために、『想い』『基本姿勢』が新たな章立てとなった」と話す。
意見交換会を開催
市では、今回の基本構想案について、意見交換会を開催する。日時は、【1】9月19日(土)午前10時から11時30分/荻野運動公園、【2】9月24日(木)午後7時から8時30分/市役所本庁舎、【3】9月27日(日)午後2時から3時30分/ぼうさいの丘公園。新型コロナウイルス感染症対策として、参加は予約制となる。参加希望者は、開催日の前日午後5時までに同課へ申込みを。
また、10月1日(木)までは、パブリックコメントを実施。意見を広く募っている。基本構想案は市HP(ホームページ)をはじめ、厚木市役所市政情報コーナー、公民館などで閲覧できる。
問合せ、申込みは市企画政策課【電話】046・225・2455、【FAX】046・225・3732、【メール】1100@city.atsugi.kanagawa.jpへ。
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