新型コロナウイルス感染症の影響を受け、県内の小中学校では修学旅行の中止が相次いでいる。各学校では卒業生の思い出づくりにと、試行錯誤しながら催し等を実施。厚木第二小学校(大田垣洋校長)でも11月17日に学校と厚木南地区青少年健全育成連絡会(浅岡直幸会長)が協力し「思い出作りプロジェクト」が行われた。
「地域と学校がつくる卒業の思い出づくり〜神奈川のよさと厚木花火の再発見〜」と名付けられた厚木第二小学校・卒業プロジェクト。学校で行事を模索するなか、同じ思いを持った育成連絡会が賛同し、準備が進められた。
イベントが行われたのは修学旅行に行くはずだった11月17日。当日は通常授業の時間に学校行事を実施。地域再発見と題して学区内ウォークラリーや箱根の伝統工芸でもある寄木細工教室、保護者との対抗リレーなどが行われた。
午後4時からは育成連絡会が主体となり「秋の思い出作り会」として体育館でイベントがスタート。参加者約80人を対象に友だちとの絆を深めるゲーム、夕食会が行われたのち、花火見学のために相模川河川敷へ移動。打ち上げ花火の最初の3発は、新潟・長岡花火で打ち上げられる慰霊の花火「白菊」。同会がコロナに苦しむ方々への安寧と市内医療従事者への感謝、そして卒業生にコロナに負けないで新たな船出をきってもらいたいという思いを込めて打ち上げたもの。児童たちは約40発の花火でプロジェクトのフィナーレを堪能した。
連絡会の浅岡会長は「コロナで修学旅行に行けない6年生に少しでも力になりたかった」と笑顔。太田垣校長は「子どもたちと一緒に楽しみたいという思いで始まったプロジェクト。地域の協力を頂き大変ありがたい」と話す。参加した児童は「とても楽しい一日でした。寄木細工も初めての経験、友達と夜に自分だけの花火を見せてもらえたことはいつまでも忘れられない思い出です」と話した。
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