厚木・愛川・清川 教育
公開日:2020.11.27
森の里小学校3年生
ノコギリで丸太切りに挑戦
(株)大塚庭園が体験プログラム実施
厚木市立森の里小学校(中村明子校長)の3年生39人が11月20日、七沢森林公園第2駐車場で、造園業務を学ぶ体験プログラムに参加した。
これは、厚木市山際の(株)大塚庭園(大塚慶之代表取締役)が、子どもたちに少しでも建設、造園業を身近に感じてもらい、新しい可能性を生み出すきっかけとなれば、との想いで初めての試みとなった。
同校3年生は、11月初旬にFUJITA技術センターの見学も行っており、大規模な建設業について学んだばかり。中村校長は「『働くこと』について、児童一人ひとりが考えるきっかけとなれば」と話す。
体験プログラムではまず、作業資材や高所作業車などの機械、車両の見学を行った。ジャンケンを勝ち抜いた2人の児童は高所作業車へ乗車。いつもと違う景色に目を輝かせていた。その後、質疑応答が行われ、「フロワーの最大風速は」や「芝刈り機の名前は」などといった質問が途切れることなく続いた。
次は丸太切りに挑戦。初めてノコギリを使う児童がほとんどで、力のいる作業に悪戦苦闘しながらも、頑張る姿が見られた=写真上。丸太切り体験を終えた児童からは、「力の入れ方が大切だと思った。もっとやってみたい」や「すごく腕が疲れた。造園業がカッコイイと思った」などの感想が聞かれた。
最後に、赤や黄、紫など色とりどりのパンジーやビオラを植える作業を行った=写真下。完成した植栽を上から見ると、「ゆたかなまち」という文字が。同社と児童の想いが込められた。
大塚代表は「みんな積極的で嬉しかった。子どもたちの想像力をふくらませることができるよう、今後も継続して行っていきたい」と語った。中村校長は「仕事現場を目の当たりにできた。職人さんの教え方も上手で、子どもたちもしっかりと話を聞けて良かった」と話した。
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