愛川町文化会館で毎年12月に開催されていた「若者たちの音楽祭」。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったが、出演予定のバンドが協力してプロモーションビデオの作製を企画し、12月中旬の配信を目指して編集作業を進めている。
若者たちの音楽祭は、愛川町の新町発足60周年記念事業として2015年から始まった。
これまでに5回開催され、愛川町在住・在勤・在学など町に縁のあるメンバーが在籍するバンドや、中学生から30歳前後の若いバンドが出演。延べ72組が町文化会館の大ホールで熱唱した。観客が大賞を決める「オーディエンスアワード」や、シニア世代が出演する「オーバーエイジ枠」のほか、小野澤豊町長がステージでドラムを披露するなど、様々な趣向を凝らした演出で人気を集め、年末恒例のイベントとして定着してきた。
「音楽の力で皆に元気を」
今年の音楽祭中止が決まったのは7月中旬。既に6月から出演バンドの募集が行われていた。
この決定を受け、音楽祭出演予定のバンドから「プロモーションビデオを作れないか」という声があがった。そこで今年の音楽祭出演予定のバンド10組と町教育委員会では、若者たちの音楽祭プロモーションビデオ作製実行委員会を立ち上げ、8月下旬から曲の選考など本格的に動き出した。
新型コロナ対策として、連絡は極力メールやSNS等を活用。各バンドが独自に収録した映像や音源を集め、編集作業は大詰めを迎えている。
プロモーションビデオの配信予定は12月11日(金)、愛川町ホームページ(https://www.town.aikawa.kanagawa.jp/)や音楽祭の公式Twitterで公開される。同実行委員会の委員長を務めたバンドROCK E JOKERのKENTAさんは「若者をはじめ、町民の皆様に少しでも多くの音楽とユーモアと元気を届けたいと思い、この企画を発案しました。この映像が『今、自分たちのやるべき事』を考えるきっかけになれば幸いです」と話す。
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