水の事故が増える季節を前に、厚木市消防本部(太田寛消防長)は24日、市内を流れる相模川で水難救助訓練を実施した。市消防職員20人が救命ボートの操作方法や潜水訓練に臨み、有事に備えた。
当日は、2人1組で潜水訓練を実施。隊員らは潜水スピーカーを使いながら指示通りに川底を捜索。隊員同士で声を掛け合いながら、迅速に救助者を救命ボートに引き上げていた。
潜水訓練に参加した神崎拳さん(24)は、「一緒に潜水した相手と連携を図ることができた。今回の訓練で事故が起こった際に人が流されやすい方向を学ぶ良い機会になった」と話した。
市消防本部によると、昨年度は19件の水難事故で出動したといい、「川で安全に楽しく遊ぶためにも子供だけで遊ばせない、お酒を飲んだら川に入らない」と注意を呼び掛けている。
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