新型コロナウイルス感染症の影響で、見込みも含め全国で10万人以上が職を失っている。厚木市長谷の武井正道さん・玲子さん夫婦は、そんな困った人の助けになればと、自身の出来る範囲で失業者の手助けをする。
武井さんが新型コロナ関連で職を失った人の支援を始めたのは昨年5月のこと。報道で失業を知り、何かできないかと地域の関係者を介して、2人の若者を受け入れた。
週4日ほど、日当を手渡し、敷地内の草刈りや木の伐採、畑の手入れなどなどの作業を依頼。「コロナで働き口が無い人と、年を取り身体が動かない自分たち。お互いちょうどよかった」と当時を振り返る。
上長谷自治会長も務める武井さん、これまでにも自身のアパートを開放し、東日本大震災の被災者の受け入れや、高齢者の支援活動を行っているという。「できることはやってあげたい」と武井さん。「昔から困っている方の助けになればという人です」と玲子さんは笑顔で話した。
最初の2人は昨年11月頃まで武井さんの元で働き、巣立っていったという。現在は同じくコロナの影響などで仕事を失った亀岡哲也さんと酒井圭二さんの2人が同所に通いながら仕事探しなどをしている。この日も作業を終え「本当に大変な時で、すごく助かりました。優しくて気さく、物知りでとても勉強になります」と話す。
取材中のまるで家族のような気さくなやり取りに、「同じ釜の飯を食べればみんな家族みたいなものよ」と玲子さんがほほ笑んだ。
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