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厚木・愛川・清川 社会

公開日:2021.07.16

地元米で「みりん」製造
黄金井酒造が初出荷

  • 緊張の初出荷作業

  • 黄金井陽介専務

 厚木市七沢の黄金井酒造(株)(黄金井康巳代表取締役)が7月22日(木)から、地元産の米を使用した「黄金の純米本みりん」を販売する。



 新型コロナの影響で飲食店等での酒類販売が落ち込むなか、自宅での飲酒や自炊人気の高まりなどを受け、同社が新たな商品を模索。既存の設備で製造可能な「みりん」に着目した。



 関東では調味料としてなじみ深いみりんだが、本場の愛知県三河では地域独自の「地みりん」が多彩にあり、小規模の製造メーカーが多数あるという。調理だけでなく、みりんを地酒のように飲む文化があり、ロックやソーダ割りで楽しむ。



 同社では、主原料に厚木産のもち米を選び、米麹も厚木産の「はるみ」を使用。日本酒醸造で培った技術を活用し、3カ月ほどかけてじっくりと仕込んだみりんは、とろっとして甘く、ストレートでは濃厚な味わいが楽しめる。関東ではみりんを製造する小規模な酒造メーカーが少なく、黄金井陽介専務は「地酒メーカーとして文化を継承し、地産地消に貢献するための新たな挑戦です」と話す。「黄金の純米本みりん」は1本1320円(500ミリリットル)。初回は千本を製造。22日から同社売店と清川村の「道の駅清川」で販売される。詳細は同社【電話】046・248・0124へ。

 

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