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公開日:2021.09.17
JAあつぎ
地場小麦でラスク商品化
芳ばしい「薫り」を消費者へ
厚木市農業協同組合(JAあつぎ/大貫盛雄代表理事組合長)はこのほど、厚木産小麦「ゆめかおり」を主原料としたオリジナル商品「小麦薫るラスク」の販売を開始した。「おやつやお茶請けにちょうど良い」と評判も良く、好調の売れ行きを見せている。
「小麦薫るラスク」は、ゆめかおりの特長でもある「薫り」にこだわり、サクッとした軽い食感とほんのり優しい甘さに仕上げた。製菓メーカーと協議を重ね、およそ1年がかりで商品化にこぎ着けた。
JAあつぎは、遊休農地の解消と新規就農者支援を目的に2014年から小麦の生産拡大に取り組んでいる。主力品種は「ゆめかおり」と「さとのそら」の2品種。うどんや中華麺、ビールといったオリジナル商品の開発、販売で6次産業化を進め生産者の安定した所得確保に努めてきた。
取り組みの後押しもあり、2016年は4人の生産者で約5トンの生産量だったが、今年は7人が生産に携わり、約14トンを収穫するなど、少しずつ実を結んでいる。
JAあつぎ関係者は、ラスク販売について「手に取ってもらいやすい商品になった。厚木産小麦の魅力が多くの人に伝われば嬉しい」と話した。
価格は1袋2枚入り90円で、JA農産物直売所「夢未市」(厚木市温水)やグリーンセンター(同市及川)などで販売されている。
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