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厚木・愛川・清川 トップニュース教育

公開日:2021.12.03

学校給食夢コンテスト
厚木市児童が初受賞
地産地消にこだわり

  • 佐後教育長(左から2人目)から賞状を受け取る吉川さん

  • 甘みと栄養たっぷりの厚もりトマトカレー(提供写真)

 児童・生徒が献立を考える「かながわ学校給食夢コンテスト」の地場産物部門で、厚木市立南毛利小学校の吉川優杏(ゆあ)さん(2年)が神奈川県農業協同組合中央会長賞を受賞した。11月24日に伝達式が開かれ、佐後佳親教育長から賞状を受け取った。同市児童の受賞は初めて。

 吉川さんが考案した献立は、厚木トマトを使った『厚もりトマトカレー』。大好きなカレーをトマトの甘みと栄養たっぷりに仕上げた。

 使用する食材やカレールーなどはすべて地場産にこだわり、具材には厚木産蒸し大豆(津久井在来大豆)やあつぎ豚、ニンジン、ジャガイモが入り、トッピングにチーズを添えた。

 献立考案は、トマト嫌い克服がきっかけ。大好物のカレーに入れることで食べられるようになると考えた。夏休みに調理に取り組み、家族に試食をしてもらいながら改良を重ねて完成した。

 市役所で行われた伝達式には、母親のひとみさん(34)と弟の蓮人くん(3)と揃って出席。佐後教育長から賞状を受け取り、「これからも色々な料理に挑戦してね」と激励を受けた。吉川さんは、「みんなにもりもり食べてもらい、地元のおいしい食べ物を知って欲しい。カレーを作って食べて生産者が大切に育てた野菜や肉を食べて地元の農業を応援したい」と受賞を喜んでいた。

 同コンテストは今年で4回目で給食への愛着醸成や食育の推進を目的に、県教育委員会が主催するもの。地場産物と栄養バランスの2部門があり、応募総数1713件から35人が受賞した。

 厚木市によると、市内児童・生徒の受賞は初めてで、同市学校給食課では「学校給食でのメニュー化も検討したい」と話していた。

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