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厚木・愛川・清川 イベント社会

公開日:2022.02.11

ZOOM UP
誇りが持てる地元へ
厚木毛利氏プロジェクト

  • プロジェクトリーダーの藤井さん。立ち上げたホームページを手に「時間をかけてしっかりと活動していきたい。ぜひホームページを見てください」と話した

 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が始まり、神奈川にも注目が集まっている。13人の御家人にも数えられる大江広元は、子孫が戦国大名・毛利元就ということでも有名だ。



 厚木市は、その「毛利氏発祥の地」と言われているが、市民に馴染みは少ない。そこで、毛利氏発祥の地を広め、全国の毛利氏ゆかりの地との交流をめざす、「厚木毛利氏プロジェクト」が2019年に立ち上がった。



 プロジェクトを立ち上げたのは、市内在住の会社員・藤井尊弘さん。藤井さんは毛利氏に縁のある山口県の出身。しかし、最初は厚木が毛利氏の発祥とは知らなかったという。市役所のチラシでその発祥を知り、「その歴史が埋もれてしまっている」と一念発起。プロジェクトを立ち上げ、市内山口県人会に協力をお願いした。



街を誇りに思うその核に



 厚木市史によると、大江広元が相模国毛利荘(現在の厚木市)を領地として与えられ、その四男となる季光が毛利氏を称したとされている。その子孫が中国地方の毛利氏、戦国大名の毛利元就へと繋がっていく。しかしながら、「市内には毛利氏に関する展示物が充分にない」と藤井さん。少しでも毛利氏が盛り上がればと、厚木市はもとより、故郷である山口県にも協力を願い、防府市にある毛利博物館とあつぎ郷土博物館の橋渡し役にもなった。



 山口市愛協会の山口七夕会、厚木市山口県人会の協力を受け、市内有志で活動するプロジェクトもコロナ禍で思うように活動ができないのが現状。その中でもこのほど、正式なホームページを立ち上げた。藤井さんは「若い人が街を誇りに思える、その核に毛利氏がなれれば。そのためにこれからも活動していきたい」と笑顔で話した。

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