厚木・愛川・清川 社会
公開日:2022.03.18
震災の記憶を後世に
睦合南公民館で追悼式
東日本大震災の発生から11年となる3月11日、睦合南公民館で追悼式が行われ、睦合南地区の自治会長と公民館関係団体役員らが被災者へ黙祷を行った。
睦合南地区では、震災の記憶を後世に伝えようと、3年前から被災地で咲いた花を育て、その花の苗を各地に植えることで命の尊さを広める活動「アイリンブループロジェクト」に参加。公民館西側に設けた「あいりちゃん花壇」で、津波に巻き込まれて亡くなった佐藤愛梨ちゃん(当時6歳)ゆかりのフランスギクを育てている。
強風の影響でキャンドル300個の献灯は見送られたが、参加者は「絆」の文字を前におよそ1分間の黙とうを捧げた。またフランスギクの苗は同地区全12自治会に株分けされた。
同地区自治会連絡協議会の山本智明会長は「震災が起きた日は厚木でも怖い思いをしたことを忘れません。大きな地震が起きたら自分の命を優先して守らないと、他人を助けられない」と話していた。
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