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公開日:2022.11.18
厚木出身大塚選手
3度目のW杯優勝
ビッグエア 完璧な技披露
厚木市出身のプロスノーボーダー・大塚健選手(21・バートン)が、10月22日にスイス・クールで開催されたFISワールドカップ開幕戦・ビッグエアで優勝した。
空高く飛び、豪快な技を見せる競技で、大塚選手は1回目、フロントサイドのトリプルコーク1440ウェドルを見せ77
・75、2回目で完璧とも言えるバックサイドトリプルコーク1620メロンを飛び88・75をマーク、その後も他の選手の追従を許さなかった。2018年に中国で開催されたW杯スロープスタイル(障害物のあるコースで技を見せる部門)での優勝以来、通算3勝目となる。次回は12月にカナダで開催される大会に出場する予定。
大塚選手がスノーボードに出合ったのは、飯山小学校に通っていた頃。祖父が新潟県に住んでいたこともあり、ゲレンデに親しむようになった。「厚木は普段雪がない環境なので、雪があるところが楽しかった」。父・暁さんと一緒にスノーボードを習い始めてからは、滑る楽しさを知り、1人でスキー場の旅館に泊り込み、練習に明け暮れたこともあった。飯山小6年生の頃にプロ資格を取得、小鮎中学校の頃から国際大会に出始めた。光明相模原高校2年生の時に世界最高峰大会の「X(エックス)GAMES」(ノルウェー)で優勝し、実力を見せつけた。19年以降は左脚の故障で治療を余儀なくされたが、22年北京冬季五輪ではビッグエア決勝で9位となり、復活を印象づけた。
完成度高め大技見せる
ジャンプ台から空中へとつき抜け、スピンのコントロールや着地点を意識しながら空を舞う。「今大会で見せた技は特別に難しいものではありませんでした。完成度を高めて臨みました」と振り返る。
世界を転戦し、多忙な中で地元厚木に帰った時は、行きつけの飲食店でテイクアウトの弁当を買いに行く。目標に向って頑張る地元っ子にも、メッセージを寄せた。「周りの言う事は気にしないでほしい。無理だと言われることもあるかもしれない。成功しなくても、自分が納得できればいい。決めたことを最後までやり切ることが大切」と語った。
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