厚木・愛川・清川 文化
公開日:2022.12.09
白熱の地下道サーキット
「ゆっくりでいいよ」「上手上手」。本厚木駅東口の地下道で、1カ月ほど前からラジコンが走るようになった。子どもが足をとめ、スタッフの大人が操作を教える。
運営しているのは「出張まりぞうランド」のメンバー。普段は相模川河川敷などで走らせており、30人ほどが活動している。「まりぞう」は代表・荒井大樹さん(49)の愛称だ。厚木市が公募した地下道活性化提案事業に選ばれ、この秋からこの場所で活動をスタート。即席のサーキットはホースで作ったもので、雨天の影響はない。
久しぶりにラジコンを始めたという人もいる。運営メンバーで会社員の近藤大揮さん(47・妻田西)も少年時代に熱中していた。走らせる場所が少なくなり遠ざかっていたが、30歳代で再びコントローラーを握り始めた。ラジコンを通じて様々な職業の仲間と出会い、同じ方向を目指して走れるのが嬉しい。「左右の指でアクセルやハンドルを操作する必要があり、子どもの集中力も養えます」。初めてという子には低速に調整したラジコンを渡して慣れてもらう。いつの間にか子ども同士でレースになることも。次回は1月14日などに開催する予定。
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