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厚木・愛川・清川 教育

公開日:2023.01.06

清川村
「責任を持てる人に」
渡邊絢心(けんしん)さん

  • 「やり遂げる」と渡邊さん

 開口一番、口にしたのは地域の住民への感謝の気持ちだった。子どもの数が少なく、クラス替えの経験もなく過ごした中で、運動会など学校行事には保護者や地域の人が応援に集まり、子どもの少なさを忘れるくらいにぎやかになった。「家族や周りの人に支えられてここまで育ちました。これが清川村の良いところだと思う」

 式当日、成人代表として感謝の言葉を述べる。「内容は決まっています。問題なのは、うまく話すことができるかです」と不安を口にする。大きな舞台で話す経験はなく「すぐに緊張するタイプ。メンタルが弱いんですよ」と打ち明けるが「やり遂げます」と前を向く。

 東海大学では法律を学ぶ。今夢中になっているのは、小学6年生から続けているゴルフで高校生のときは団体戦で全国大会に出場した。現在東海大学2年で、レギュラーメンバーとして活躍する。技術力はもちろん、メンタル面も成績を大きく左右するといい「自分の弱いところを様々な経験を通して強化していきたい。実行委員長を務めることも良い経験にしたい」と前向きだ。

 「もっと店があればとか、同世代の人がたくさんいればとか、思うところはあるけど、清川村はいいところなんですよ。たまに行く都心は楽しいけど住みたい場所ではないかな」と言い切る。一生に一度の成人式。感謝を伝え、また、決意を伝える場にしたいという。「大人への第1歩を踏み出すきっけにし、これからは自分が決めたことに責任を持てる人になるよう努力していきたい」と決意を新たにする。

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