厚木・愛川・清川 社会
公開日:2023.02.24
厚木っ子の発明品
プロの技で洗練
南毛利小・中学校で学ぶ2人のアイデアが、地元企業の手で洗練された形になり、2月14日に贈呈された。ATSUMO(あつぎものづくりブランドプロジェクト)の事業で、例年発明コンクールの優秀作品のアイデアを元に制作、発案者に贈っている。
「ラクに注げる!牛乳パック補助バンド」は、澤田風花さん(南毛利中)が弟・聡真さん(同小)の手が小さかった頃、握力がなくても牛乳パックが持ち上げられるよう考えた。ソファ製造などを手掛ける(株)セルタン(金田)の八木美樹男社長(69)が試作を重ね中国の工場で120枚を製作。発案した澤田さんは「小さなアイデアがこんな大きな事になるとは」と笑顔を見せた。
小山 正輝さん(南毛利小6)による「じしゃく式三段階小物立て 」は自宅の食卓の上を整理するために生まれたアイデア。小物入れが磁石でボードにつく仕組み。厚栄商会(金田・川井一光社長)の手で見た目も美しい品に。目を見張る小山さんを前に「樹脂の加工屋なので磨いて仕上げました」と川井社長は目を細めていた。
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