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公開日:2023.04.21

厚木市在住柴田選手
がん克服し日本代表に
フットゴルフW杯で渡米

  • 柴田選手(左)と山口市長

  • プレーのようす(柴田選手提供)

 厚木市寿町在住の柴田晋太朗選手(23歳)が、フットゴルフのワールドカップ2023の日本代表に選出された。がんを克服して初代表を掴んだもので、4月18日には市役所に山口貴裕市長を表敬訪問し報告を行った。

 フットゴルフは、サッカーとゴルフを融合した競技。欧米を中心に40カ国以上で楽しまれ、ワールドカップも3回開催。国内でもジャパンツアーなどが開かれている。

 柴田選手は、3歳からサッカーを始め、中学進学と同時に地元のFC厚木ドリームスに入団。3年間で関東大会出場、個人としても県代表に抜擢されるなど活躍。日大藤沢高では全国IH(インターハイ)準優勝、県高校選抜として海外遠征も経験した。

 しかし、高2の秋、右肩に悪性骨肉腫が見つかり、克服するも肺に転移。置換手術1回、肺切除3回と、治療に約2年を費やした。

 その後地元の社会人サッカーチーム「はやぶさイレブン」(現・厚木はやぶさFC)に紹介され、同チームのフットゴルフ部門に所属。ジャパンツアーに参戦する。

 20年暮れの大会でツアー初優勝を飾り、その後も優勝を含め上位に食い込むなど次第に結果を出していった。21年4月には、はやぶさを離れフリーに。「自分に責任を持ち自らの成長を促したい。はやぶさには感謝しかない」と心境を話す。

 今シーズンここまでの成績は6位。日本ランクトップ10がW杯のA代表に選ばれるため、見事代表入りし、現地では個人戦と団体戦に出場する。

 18日に山口貴裕市長を訪ねた柴田選手は、自分自身のここまでのメンタル面での成長を強調し、「上手くいかないことがあっても楽しんでいれば結果がついてくる。自然体で臨みたい」とコメント。山口市長は「よい報告を楽しみにしています」と激励した。柴田選手は最後に本紙に「体調は全く不安はありません」と笑顔で話した。

 W杯は5月27日(土)から6月6日(火)まで(現地時間)、米国フロリダ州レイク・ブエナビスタのウォルト・ディズニーワールド・ゴルフなどで開催される。

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