厚生労働省が5月12日に2020年の市区町村別の平均寿命を公表した。厚木市は男性81・7歳/女性87・4歳、愛川町は男性80・9歳/女性87・4歳、清川村は男性82・1歳/女性87・8歳で全地域で前回調査の2015年からわずかに伸びた。高齢化を受け、全国的に「健康長寿」への取り組みが広がる中、3市町村とも力を入れるのは「住民の日々の暮らしの中の健康意識向上」という。
市区町村別生命表は、人口動態統計や国勢調査の結果と死亡数、出生数を基に計算した0歳の平均余命。市区町村単位で死亡状況等を比較分析することができる。国勢調査が行われる5年ごとに作成し、公表は2000年に始まった。今回公表されたのは2020年の調査人口反映分。
今回の全国平均では、男性81・5歳、女性87・6歳。前回と比較し男性は0・7歳、女性は0・6歳延びた。
県の平均は男性82・0歳、女性87・9歳。前回と比較し男性0・7歳、女性は0・6歳延びた。川崎市麻生区が男84・0歳、女89・2歳でそれぞれ全国1位を記録している。
日々の積み重ね重視
高齢化の進む3地域。同年の国勢調査では、人口に対する65歳以上の高齢者比率はそれぞれ厚木市が26・0%、愛川町が30・1%、清川村が37・3%となっている。各市町村とも重視するのは「健康寿命」。病気になる前の健康状態を把握し備える「未病」「フレイル対策」などに重きを置く。
愛川町では「愛川健康のまち宣言」を16年に発表。中でも、コロナ禍で在宅時間が増える高齢者を想定し、町オリジナル体操の「あいかわリフレッシュ健康体操」の普及に力を入れる。
清川村は健診を強化。高齢者になる前から自身の健康を把握し生活習慣改善に役立ててもらうため、特定健診の無料枠を20歳以上の村民を対象に胃がんリスク健診も20歳以上を無料としている。
厚木市内には無料で健康調査などが受けられる「未病センター」がある。3市町村のほか海老名市、座間市など近隣の20歳以上を対象に自らが率先して健康づくりに取り組める環境を整えている。厚木市健康長寿推進課は「長寿のために、年齢問わず自身の状態を把握してもらいたい」と呼び掛けている。
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