厚木・愛川・清川 トップニュース経済
公開日:2023.06.02
厚木市
高齢者の外出支援強化へ
一般会計補正予算
厚木市(山口貴裕市長)は5月26日、2023年度一般会計補正予算を市議会第4回会議に提出した。補正予算は総額で48億6406万5千円となり、当初予算と合わせた一般会計総額は971億6406万5千円。前年度比3・8%増で当初予算としてみると過去最大規模となる。議案は予算決算常任委員会を経て、6月19日(月)の議会最終日で採決が行われる。
今年2月の市長選挙と山口市長の就任に伴い、厚木市の2023年度当初予算(923億)は、事務的経費をはじめとした経常的経費を中心とした「骨格予算」として編成されている。提出された補正予算は、山口市長が公約に掲げた8つの政策が盛り込まれた「肉付け予算」となるもの。
山口市長は5月22日の記者会見で概要を発表。「新たな重点施策に取り組むための事業。魅力ある観光資源を活用し観光の活性化を図っていきたい」とした。
8つの主要事業
▼高齢者外出支援事業(2505万円)/高齢者の移動手段の確保と仲間づくりの機会促進として、かなちゃん手形(高齢者バス割引乗車券)の購入助成費を2400円から3900円に拡大。また高齢者のタクシー利用助成も拡大する。
▼本厚木駅北口周辺整備事業(2500万円)/本厚木駅北口地区と中町第2-2地区を面として考え、本庁舎跡地利用を見据えた一体的な再整備を検討する。
▼学校給食食育(544万円)/小・中学校の給食に地場農産物を取り入れて食育を推進するため、月1回「あつぎ産米」の米飯給食を実施。また学校給食費の無償化の意向調査も実施する。
▼自動交付機・コンビニ交付システム改修事業(2750万円)/マイナンバーカードを利用したコンビニ交付に、従来の住民票の写し・印鑑登録証明書に加えて、戸籍謄本・抄本と戸籍の附票を追加する。
▼広域連携観光推進事業(300万円)/「県央姉妹都市構想」の実現に向け、厚木市・伊勢原市・秦野市・愛川町・清川村の観光資源を巡るツアーを実施するほか、5市町村の固有の食材などを発信する「ガストロノミー・ツーリズム」を推進する。
▼文化芸術発信強化事業(550万円)・スポーツの聖地検討事業(1000万円)/文化芸術活動の充実と振興のための環境整備と、スポーツの聖地となる施設の整備をめざした基礎データの収集を実施する。
▼走行ビッグデータ活用事業(2000万円)/交通量や平均速度のデータ取得による交通渋滞などの把握。また「ヒヤリハット」発生地点をABSや急加減速発生箇所から把握し、安心安全な移動環境を推進する。
▼魅力発信事業(2154万円)/市ホームページの見直しや特設サイトの構築により、市内外へ広く魅力を周知。ドローン等を使ったPR動画を作成する。
補正予算は議会初日を経て、委員会に付託。最終日に採決される。
ピックアップ
意見広告・議会報告
厚木・愛川・清川 トップニュースの新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











