厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日:2023.07.21
6月21日付けで公益財団法人宮ヶ瀬ダム周辺振興財団理事長に就任した
仲谷 政二郎さん
厚木市寿町在住 60歳
行動力と決断力で邁進
○…水源環境への理解促進と宮ヶ瀬湖周辺地域の振興に努めるのが役割。地域住民を始め国や県、自治体、各種団体などが宮ヶ瀬湖周辺の振興に関わっている。理事長就任後しばらくは、関係各所へのあいさつまわりに奔走した。「皆様が持つノウハウを私たち財団が架け橋となり地域振興に生かしていきたい」。視線をそらさず、かみ締めるような語り口から財団のトップとしての責任の重さが垣間見える。
○…生まれ育ちは厚木市寿町。厚木高校から東京大学へ。国の省庁や銀行を卒業後の就職先に選択する学友が多い中、神奈川県庁に決めた。「ひとつの分野を極める人生も考えたが、様々なことにチャレンジしたい気持ちが強かった。県の職員なら、多くの経験を積むことができるのではないかと思った」と振り返る。県職員時代は土木、福祉、健康医療、人事などを歴任した。
○…「最後に迷ったときは住んでいる人にとって良いことを選択しろ」。県職員時代、事業実施などに関する判断や選択に悩むことがあった時に上司から掛けられた言葉だ。様々な場面で判断を下すことがある。そんな時、この言葉を思い出し基本に立ち返る。このことは、理事長就任時の職員へのあいさつで語り、思いを共有した。
○…「私にとって宮ヶ瀬は地元」というように湖畔園地や鳥居原園地、あいかわ公園など昔から訪れているなじみ深い場所。体重の増加を気にし始めた40代後半から続けているのはウォーキング。住宅街の生活観や商店街の賑やかさ、河川敷では自然などを感じながら歩く。「リフレッシュとアイデア創出、そして健康増進といいことばかり」と心身ともに万全な体制で新たなフィールドに臨む。妻、子ども3人の5人家族。
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