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公開日:2023.11.24

県道42号関口地内
落書き防止の壁アート
地元小・中学生が協力

  • テーマ「アイドル」が徐々に完成へ

 厚木市関口の県道42号長坂南公園高架下の南側擁壁に11月18日、幅20mの壁画が完成した。落書き防止のために地元自治会や小中学生らが協力して2018年から制作し、計約100mが完成。効果が出ているという。

 2010年に開通した、国道129号関口中央交差点に繋がる県道42号(藤沢座間厚木)関口地内の擁壁には多くの落書きがされていた。

 そこで2016・17年度から市民ボランティア団体と市が主導で落書き消しと、その防止になる壁画制作を実施。県道の北側擁壁を完成させた。

 それをうけ翌18年度からは、地元住民で組織する依知南地区地域づくり推進委員会(事務局/依知南地区市民センター)が実施主体となり事業を引き継ぎ、地域の児童・生徒・自治会が参加する環境美化事業として、南側の擁壁への壁画制作が始まった。20年度はコロナの影響で中止となったが、約120mの擁壁に毎年20mずつ壁画を作成。5回目の今回で約100メートルに達した。

テーマは「将来の夢」 

 今年度も依知小と依知南小の3年生児童が「将来の夢」をテーマに描いた絵をもとに依知中生徒が壁画原画3図案を作成。18日に依知中教職員・生徒、地元自治会、行政関係者らが集まり、壁画の制作作業に取り組んだ。午前中から5時間かけて「アイドル」「アナウンサー」「登山家」の絵を描いた。

 参加した依知中の教員は「生徒が楽しんで取り組み、地域にも貢献出来とてもいい事業だと思う」とし、3年の女子生徒の1人は「1年から参加してきたので、今年も絶対参加したかった。楽しくて中学時代の良い思い出になる」と話した。

 行政の担当者は「壁画を描いたあとは落書きの被害もなく、明らかに効果が出ている」と話す。

 来年度は、残りの約20mほどに取り組むとしている。

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