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厚木・愛川・清川 社会

公開日:2025.05.02

Interview―看護師育成のKeyPerson
看護への志を未来へ繋ぐ
医療法人社団 藤和会 厚木佐藤病院 看護部長 ハント 香保さん

 20代から30代はアメリカと日本を行き来する。アメリカでの結婚、出産、子育てという豊かな経験は、発する言葉に深みと広がりを感じる。

 「資格」に魅力を感じ、看護師の道を歩んで35年、厚木佐藤病院に勤めて24年目となった。

 若い世代の育成に情熱を注ぐ。世代間のギャップを埋めるため、言葉や対話を大切にしたコミュニケーションを図る。「お世話好きな人って、看護師に向いているの。ペットを飼っている看護師は多いのよ」。ふとした会話に相手を思いやる気持ちが伝わる。

 新卒の看護師に対しては「志を持ち看護の道に進んだからこそ、その思いや学校で得た知識を存分に現場で生かして欲しい。ゆっくりでも大切に育てたい」といい、経験を積んだ看護師には「日々の業務に慣れることなく、病院の世界観ではなく、一般社会での世界観を見失わないように感覚をフラットに」と慣れへの警鐘を鳴らす。

 「40歳を過ぎて自身の看護観が見えた」と笑う。「どんな患者さんにも家族や歩んできた人生があるからこそ、尊重と尊厳をもって看護にあたる必要がある」と言葉を強める。

 働く環境づくりに取り組む「プロジェクトJ」を昨夏から立ち上げ、リーダーとして院内改革に挑み、日々奔走している。

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