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べらぼうな娘

公開:2025年5月16日

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べらぼうな娘

 我が扉座、二年ぶりに厚木市文化会館に帰って来ます。来る6月7日(土)、8日(日)小ホールでの公演になります。

 演目は新作書き下ろしの『北斎ばあさん-珍道中・神奈川沖浪裏-』。

 江戸の浮世絵師・葛飾北斎の娘姉妹が父・北斎亡き後、ゆかりの地を旅して起きる珍騒動を描きます。この2月に歌舞伎座で上演した拙作『きらら浮世伝』に続く大河ドラマ『べらぼう』便乗企画の第2弾です。北斎もまた蔦屋重三郎に縁の深い絵師ですがドラマに登場するのは、当分先でしょうね。

 我々の作品に北斎本人は登場しません。代わりに主役となるのは、北斎の娘で女絵師の葛飾応為(おうい)。この応為という娘、北斎が「美人画を描かせたら俺も敵わない」と語ったほどの腕利きで、実際、北斎の代筆をしても何の遜色もなかった、と伝えられる天才でした。ただ女性であったが故に、当時の世情の中で広く認められることはなく応為作として残る作品もごく僅かです。応為は終生、父・北斎のアシスタントとして、貧乏な長屋暮らしをいとわず絵を描くこと以外何もしなかった奇人絵師の父を助けて、同じように絵を描く以外のことは何もせず過ごしました。

 そんな大北斎の影のような応為さんですが、実は近年、再評価の兆しが高まっていて、今秋には新たな映画が作られるとか。我々はそのブーム先取りでやります。

 本邦初演となる厚木公演、皆様のご来場心よりお待ち申しあげます!

※チケット発売中!厚木市文化会館【電話】046・224・9999/劇団扉座【電話】03・3221・0530

大切な人へ、最後の「ありがとう」

「ゆかりえ」は家族の思いに寄り添う、創業38年の地元葬儀社です

https://www.fujimishikiten.co.jp/

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