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セロハンテープで命生む 大和市在住・荻野悠生さん

文化

公開:2025年6月22日

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生み出した作品を手にする荻野さん
生み出した作品を手にする荻野さん

 スマートフォンの普及により手軽な情報収集が可能な現代において、指先で独創的な表現を追求し続けているアーティストが大和市にいる。南林間在住の高校生・荻野悠生さん(15)。

 荻野さんは文房具のセロハンテープを用いて躍動感あふれる作品を生み出している。ネコやカエル、カニ、ゲンジボタル、カブトムシなど、主に生き物を題材にしており、これまでに制作した作品は2千点を超える。その臨場感は見る者を圧倒する。

 制作過程では、まずセロハンテープで全体像を作り上げ、次に接着剤で固め、最後に絵の具で着色するという手順を踏むという。例えば、ネコの作品には15個のセロハンテープを使用し、新聞紙を芯にして幾重にもテープを巻きつけて形を再現した。納得のいく作品を完成させるまでに何度もやり直すことがあり「苦しさの連続」と荻野さん。「それでも作品を作っている時間は楽しい」と笑顔を見せる。

 幼少期から手先が器用だった荻野さんは、段ボールや菓子の箱、ポリ袋を使って昆虫や映画キャラクターなどの工作を始めたという。今年の春から高校生となった荻野さんは、「今後は『人間』をテーマにした作品にも挑戦したい」と意欲を示す。

 荻野さんの夢は、セロハンテープのアートを仕事にすること。セロハンテープに新たな命を吹き込み続ける荻野さんの創作活動は、今後も続く。

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