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厚木・愛川・清川 教育

公開日:2025.06.27

愛川町
卒業証書 和紙で手作り
中津第二小児童が紙漉き

  • 道具を使い紙を漉く児童

 愛川町立中津第二小学校の5年生約60人が6月19日、レインボープラザ(愛川繊維会館)で、町の伝統工芸である「海底(おぞこ)和紙」を使った卒業証書づくりに挑戦した。

 海底和紙は、江戸時代から200年以上続く愛川町の指定文化財。後継者不足から継承会が活動を停止し、一時は存続が危ぶまれたが、現在は一般財団法人愛川繊維産業会が体験学習などを通じて、その魅力と伝統を伝えている。

 この日、児童たちは同会の会員から手ほどきを受けながら、原料の楮(こうぞ)が溶かれた「漉き舟(すきぶね)」と「漉桁(すきげた)」を使い、慎重に紙を漉き上げた。世界に一つだけの卒業証書となる一枚を、真剣な表情で作り上げていた。

 完成した和紙は乾燥後、来春の卒業式で卒業証書として授与される。児童たちは和紙づくりの後、組み紐体験でミサンガも作成し、郷土の伝統工芸に触れた。

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