古文書を現代語に直した書籍『百姓物語』を市に寄贈した 小池 正春さん 厚木市毛利台在住 79歳
「言葉には魅力がいっぱい」
○…「言葉ってとてもおもしろい。時代によって意味が全く反対だったり。調べるほどに驚きがあって、それが一番の魅力かな」と屈託のない笑顔をみせる。ある日目にした一冊の古文書、ずらずら並ぶ漢字の羅列。「これが読めたらいいのにな」と当時寿町にあった郷土資料館で開催されていた「厚木市古文書解読会」に飛び込んだ。
○…2019年「あつぎ郷土博物館」の移転に伴い活動拠点をアミューあつぎに変更し、有志のメンバーで新たに「フィロソフィアの会」を立ち上げ会長に就任した。「『フィロソフィア』は、ギリシャ語で『知恵を愛すること』を意味します。そこから知ることの喜びを会員皆で共有したいと名付けました」とうなずくようにその深い意味を説明する。
○…江戸時代、農民の行動を律した法律の一つ「五人組御仕置帳」。厚木市生まれで農民文学の小説家、和田傳の先祖が残したこの古文書の現代語訳を始めたのが6年前。学者が記した本を読んで調べたり、パソコンで検索したり。会の仲間と一緒に手を尽くして丹念に解読を進め『百姓物語』の完成にこぎつけた。困難を極めた作業だったが「またそれが面白い」と笑う。会の皆にはそれぞれの人生があり、経験豊富。記されている一つの言葉にもいろいろな解釈が生まれ、自身が気付かなかった新たな発見も。「楽しむことが長寿の秘訣」と身を乗り出す。
○…この本は市内の中学校や各公民館図書館などに置かれる。「この本を機に、若い世代が郷土に目を向け『厚木愛』を感じるきっかけになって欲しい」と強い思いを訴える。各地の歴史を訪ね歩く一人旅が趣味。「目下の目標は、青森県の三内丸山遺跡への旅」と、言葉に力を込めた。
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厚木市・愛川町・清川村管轄公益社団法人神奈川県宅地建物取引業協会県央支部は約240社の不動産業者が加盟 |
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厚木市書道協会老若男女、誰でもできます。姿勢を整え筆を持つと、心も穏やかに。入会者募集中。 https://atugi-syodo.shopinfo.jp/pages/1597654/page_201801241013 |
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7月18日