トルコのイスタンブールでこのほど、「2025FCI災害救助犬チームワールドチャンピオンシップ」が開催され、厚木市内の2頭の救助犬が日本代表として初優勝に大きく貢献した。2頭は上依知在住の松本玲子さんの飼い犬クノス(ラブラドールレトリバー/メス7歳)と、森の里在住の清水哲夫さんの飼い犬ネネ(同/メス8歳)。伊勢原市の須山ドッグスクールでトレーニングを積んできた成果が実を結んだ。
災害救助犬は、大規模災害時における倒壊家屋や、がれきの中から要救助者を捜索する犬。さまざまな訓練を経て資格を取得し、災害救助犬として活動できる。
同世界大会は災害救助犬の能力を競うもので、今年は世界から11チームが参加した。大会は隊長1人、ハンドラー(指示者)3人、災害救助犬3頭のチームで競う。今回日本代表に選出された3頭は、昨年行われた国内選考会で優秀な成績を収め、代表に選出された。
競技は服従訓練や、がれきなど災害現場を再現した模擬現場で、制限時間内に3人の要救助者を見つけるというもの。ガス爆発の危険性や浸水、余震の発生に対する対応などチームで捜索のプランを立て、いち早く捜索する。単に人を探すのではなく、二次災害を起こさないように安全確認を同時に行いながら捜索するという高い技術が求められる。そうした中、今回日本チームは時間内に3人を探し出すことに成功し、総合点で1位を獲得した。
君が代に感動
大会でクノスを担当したのは、同ドッグスクールの須山永久代表(50)。トレーナー歴30年、災害救助犬指導歴20年で、世界大会には5回目の出場となる。須山さんは「初優勝できてうれしい。3人全員捜索するのは本当に難しい。やっと日本チームの本来の力を出せた」と話す。
ネネを担当したのは前野義則主任(47)。最後の要救助者が自分の捜索エリアだったそうで、「3人目を無事に見つけられて安心した。トルコの地で『君が代』を歌えたことに感無量だった」と喜びを語った。
ネネの飼い主である清水さんも現地で応援。ネネが要救助者を見つけられるかが勝負のカギだったそうで、「見ていて本当に緊張した。見つけてくれた時は本当にホッとしました。異国で聞く君が代は素晴らしい曲でした」と話した。また同じく現地で見守った松本さんも「これまで何頭もの救助犬を育ててきましたが、ついに世界一になれて感慨深い。これまでの努力が実を結んで本当にうれしい」と喜んだ。
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