厚木・愛川・清川 社会
公開日:2025.07.10
手作り表札で深まる交流
厚木市内のマンションで
厚木市飯山南のマンションで、住民たちが手作りの表札を通じて交流を深めている。表札作りをきっかけに住民同士の会話が生まれ、その輪が口コミで広がっている。
活動の中心にいるのは、住民の二瓶和美さんだ。きっかけは、多くの住戸で使われている表札をもっと個性的にできないかと考えたことだった。元々ものづくりが好きで「表札ぐらいならできるかも」と数年前に作り始めたという。
活動が広がる背景には、このマンションに古くから住む加藤友邦さん、千恵子さん夫妻の存在がある。加藤さん宅は以前から、住民たちが気軽に集える場として親しまれてきた。そこに二瓶さんが加わったことで、表札作りが新たな活動として、住民が集まり創作を楽しんでいるという。
制作は、二瓶さんが参加者の要望を聞いてレジンを素材に土台となるプレートを作り、飾り付けは各自が行うスタイル。「ミルクティーカラーが好き」「この花を入れたい」といったリクエストに応え、世界に一つだけの作品を共に創作する。
二瓶さんは「これまで知らなかったご近所さんの個性や一面に触れることができて、おもしろいです」と話し、友邦さんは「住民同士の関係が深まることで、マンション全体の防犯意識や日々の安心感にもつながっています」と話した。
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