厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日：2025.08.01
湘北短期大学で合唱同好会を立ち上げ、7月に初舞台に立った
佐野 ひなたさん
湘北短期大学２年
幸せな時間を共有したい
○…幼い頃から歌うことが好き。人前で演じるのも好きだった。中学では吹奏楽部、高校では音楽部に所属し合唱の魅力に目覚めた。「自分たちの音楽を聴いて、お客さんの表情が変わっていくのがうれしい」。そんな思いを大学の仲間と共有したいと、今年５月に合唱同好会を立ち上げ、７月の「湘北夏祭り」で初めてステージに立った。「お客さんもノリノリで、楽しんでもらえて良かった」と満面の笑み。
○…現在、短大の２年生。就職活動の傍ら、合唱同好会の設立に向け奔走してきた。「いろいろありすぎて、自分が何をしているか分からなくなった」と笑う。昨年12月には先輩からの後押しで、学友会の会長に立候補。「自分の写真がどーんと校内に貼られて。その前を通るのが恥ずかしかった」と照れるが、見事に信任を得て会長に。その責任感の強さは、仲間や後輩、さらには学校職員からも頼りにされるほどだ。
○…伊勢原市から簿記を習うために厚木商業高校に進学。同高校ではマーケティング部を立ち上げ、文化祭のホームページを自作した。次の進路を決める際、高校の先生に勧められたのが湘北短大。オープンキャンパスに足を運ぶと「雰囲気がピッタリきて」と、直感で決めたという。「学生に自由にやらせてくれる、そういう校風が大好きです」と語るとおり、10月に控える「湘北祭」のホームページを、今回任された。
○…今後の同好会の目標は、子どもたちが集まるイベントに参加すること。将来的には、湘北短大合唱団の卒業生が入ってこられるような、初心者でも気軽に参加できる合唱団を新たに作りたいという。「楽しく幸せな時間を共有できるのが合唱の魅力。一生かけて続けていきたいですね」
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