厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日:2025.10.31
小説『実録!血風の佐渡小比叡』と作品集『心月』を出版した
土屋 博孝さん
厚木市毛利台在住 81歳
人生の目標に到達
○…短編や随筆なども盛り込んだ小説『実録!血風の佐渡小比叡』と、書や版画などを収めた作品集『心月』を自費出版した。40代から書き溜めてきた作品だけに、「自分にとっての集大成」と感慨深げに語る。生涯で本を2冊くらいは出版したい――、そんな思いを長年持ち続け、6年前には日本語教師として中国で過ごした足跡をまとめた『定年教師の日本語奮戦記―揚州・長春・河南―』を上梓している。
○…新潟県佐渡市の出身で、7人きょうだいの6番目。中学の時に上京し、中央大学文学部を卒業した。その後、海老名市の有馬中学校で国語教諭としてスタート。最初は自分が経験もない軟式テニス部の顧問に。「大丈夫かと心配でしたが、とりあえず勉強して。そうしたら3年目には地区優勝できました」と笑う。人を育てる仕事の楽しさに「天職」を感じ、その後は厚木東高校(当時)など6校に赴任し定年まで勤め上げた。
○…30代の頃にカルチャーセンターで書道に出合い夢中に。以来、書道歴は50年ほどで、現在は自宅やアミューあつぎで教室を主宰している。そのほか、版画や水彩、竹垣や盆栽に至るまで多趣味を誇る。「本当は狭く深くの方がいいのですが、広く浅くになってしまった」と苦笑い。身体を動かすのも好きで、グラウンドゴルフと卓球にも毎週興じる。「おかげで病気もほとんどしていない」と胸を張る。
○…漢文に興味を持ち、定年後に日本語教師として単身中国に渡る。中国語はほとんど話せなかったが「不安は全くなかった。ワクワクのみだった」と振り返る。漢文にゆかりの地を巡り、嫌な思いもほとんどしなかったそうだ。「人生の目標は達成できてしまった。あとは元気に過ごしていければ」と笑った。
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