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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2025.11.21

厚木商工会議所11代会頭に就任した
小杉 伸夫さん
(株)コジマホールディングス社長 77歳

「魅力ある厚木に」

 ○…「人と企業に魅力あるまちづくりをしていきたい」。厚木市内の約2200事業所が加盟し、商工業の発展と社会福祉の向上を担う厚木商工会議所。11月4日の改選を経て第11代会頭に選任された。就任からここまで、新会頭として会議や事業を進める日々。3年務めた副会頭とは違う責任の重さをひしひしと感じている。「前会頭の築き上げた組織力を更に強くし、会員増強をめざします」という。

 ○…総合建築業として創業130年を超える(株)小島組を中心としたグループ企業を束ねる(株)コジマホールディングスの代表取締役社長を務める。新潟に生まれ、1歳で神奈川へ移り住んだ。高校時代はテニスに汗を流し、慶應義塾大学卒業後は家業を継いだ兄を手伝い着物卸として働いた。41歳でコジマグループへ。アーバンホテルやフィットネスのオープンを手掛けた。

 ○…経営では常に「お客様目線」を大切にしている。利用者とのコミュニケーションを重視し、定着する社員教育にも力を入れてきたという。グループ企業として進めてきたのは、厚木を中心とする企業として、グループ内外での企業間ネットワークの構築。「多くの業種を抱える企業として、経済を循環させることが使命。皆さまが快適に過ごせる厚木にしたい」と話した。

 ○…会頭として掲げる重要な柱が「厚木のまちの魅力づくり」。バスケやサッカー、ソフトボールなどの地域スポーツのブランド化をめざし、「スポーツによる地域活性化は、観光はもちろん、商業の活性にも大きく繋がります」と会話に熱が入る。座右の銘は「謙虚な心と感謝の気持ち」。仕事での「お客様目線」に加え、会議所での「会員目線」も一層大切にする考え。

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