横須賀・三浦 トップニュース
公開日:2013.04.05
桜に頼らず集客ねらう
見頃過ぎるもイベント開催
今年は例年よりも桜の開花が早かった影響で、桜まつりなどのイベントを企画していた関係者らは一部で対応を迫られた。花見が楽しめるよう開催を前倒ししたところもあれば、日程を変更することができなかった代わりに、内容を充実させたところもあった。桜の見頃は過ぎたが、多くが今週末までイベントを予定している。市内各地の取り組みを取材した。
市内有数の花見スポットの走水水源地では、桜の満開時期に合わせて開放日を1週間前倒しした。ここには約130本の桜が植えられており、昨年は16日間で1万8000人が訪れた。市上下水道局経営企画課によると、事前の周知や会場設営などの準備に追われたが、開放した先月23日頃からちょうど見頃を迎え、昨年と同じくらいの人出で賑わったという。
子ども向けゲームも
一方、イベントの開催日を変更できなかった地区もあった。
上町では昨年好評だった「うわまち浪漫桜まつり」の日程を、3月30日から4月7日までの期間の土日に設定。実行委員会では「できることなら1週間前倒ししたかった」とこぼすが、音楽やマジックなどのパフォーマンスも予定しており、出演者の都合も考えると変更ができなかったという。
その分、子どもが楽しめる企画を後半に集中させた。中央公園をメイン会場に、スタンプラリー形式の体験型ロールプレイングゲーム「うわまちクエスト」を今週末の6日・7日に行う。同委員会では「桜だけに頼らず、内容で盛り上げたい」と話している。
根岸交通公園を会場とする北久里浜桜まつりは、例年最後の2日間で約3万人が訪れる。主催する北久里浜まちづくり協議会では、「来場者のアンケートを見ると、フリーマーケットやビンゴ大会、ダンスなどのステージを楽しみにしている人が多い。お花見に来る人は少数派」と話し、見頃を過ぎても人出には影響が無いと見ている。イベント内容に変更は無く、7日が最終日となる。ソメイヨシノを中心に1700本以上の桜が植えられ、「日本のさくらの名所100選」に選ばれている衣笠山公園の衣笠さくら祭り(同観光協会主催)も、予定通り8日まで行う。
追浜では5日から7日まで、「追浜第2・第3野球場」が今年初めて花見会場として開放される。ここは桜が綺麗に咲くスポットで、これまで地域から一般開放してほしいという要望があったという。隣接する横須賀スタジアムでは6日、「横浜DeNAベイスターズ」イースタンリーグの試合も行われることから、追浜観光協会では、コラボ企画を考案。追浜観光大使でコスプレ女王のキキワンさんが始球式をするなど、新たな試みにも挑戦する。
気になる週末の天気
早い開花への対応はそれぞれだが、イベントの関係者が一様に気にしているのが今週末の天気だ。予報では雨が降ると見られ、客足にも大きく影響しそうだ。今年は桜前線の早い北上やイベント開催日の天気など、対応に苦慮した花見シーズンとなった。
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