横須賀市では初めてとなる、精神障害・発達障害に特化した就労移行支援事業所「ペガサス横須賀センター」が日の出町にオープンした。東京、神奈川の中小企業と連携し、就労環境の整備を進める。
現在、横須賀市の精神障害者保健福祉手帳保持者は3千人を超える。うつ病などを発症する精神障害者は年々増えているが、身体障害者や知的障害者に比べて雇用環境が整っていない。横須賀職業安定所に登録している身体・知的障害者の就職率はともに5割近くあるが、精神障害者に限ると3割にも満たない。精神障害を専門とする就労支援所も市内にはこれまで存在していなかった。
横浜市で2年前に事業所を立ち上げた一般社団法人ペガサスは、これまで登録者数約60人のうち半数にあたる30人近くの就労をあっせんしてきた。利用者にはまず講義で基本的な社会人スキルを身に着けてもらう。その後個人の希望などに合わせたマッチングをペガサスが行い、理解ある企業の下で約1カ月の就労体験を行う。中小企業約2千700社とネットワークを築いているため利用者と雇用主のミスマッチを起こりにくくすることが可能。そこでの経験を活かして就職活動に向かっていく。横須賀センターの管理者松葉菜都さんは「橋渡しの役目を果たしたい」と話した。
【電話】ペガサス横須賀センター046・854・9061
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