神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2015年11月6日 エリアトップへ

市とイオン 連携を強化 「ご当地WAON」で育児支援

経済

公開:2015年11月6日

  • LINE
  • hatena
吉田市長(右)とダイエーの近澤氏
吉田市長(右)とダイエーの近澤氏

 横須賀市は先月29日、イオン株式会社と11項目の「地域連携協定」を締結した。これまで、市とイオン久里浜店は、災害時の食糧物資支援や、環境保護活動などで協力した取り組みを行ってきた。同グループにダイエー横須賀店(本町)が加わったことから、両店と市との間で、より緊密な連携を進めるのが狙い。

 協定での取り組みのひとつが、ICカード「横須賀開国WAON」の発行。チャージが上限5万円の電子マネーで、イオン久里浜店・ダイエー横須賀店やミニストップ・ハックドラッグをはじめ、全国の加盟店約22万店で使用できる。今月5日から県内のイオン・ダイエーで販売を開始、順次全国で取り扱いを行っていく。

 ペリーに扮した「スカリン」と黒船が描かれた同カード。その特徴は、支払われた金額の0・1%が、今年4月に横須賀市が創設した「子育て基金」に寄付されること。市は、年間の寄付額を120〜150万と推測しており、これと同額を市の予算から同基金に積み立てる仕組み。具体的には、子育て支援ヘルパー派遣や保育施設の運営の補助に活用する方向だという。協定締結の会見の席で、吉田雄人市長は「子育て支援への取り組みを発信する機会になれば」と期待の言葉を述べた。

 自治体とイオンが連携した全国の”ご当地WAON”の中で、同カードは85例目。県内では「ヨコハマみらいWAON」(横浜市/環境保全基金に寄付)や「川崎きらりWAON」(川崎市/文化振興基金)など、各自治体の重点事業に寄付する仕組みを構築している。

グループの販売網活かす

 今回の協定では、他にも地産地消や市外・県外への観光振興、食育や環境対策など、市と連携した取り組みを行うことを確認。高齢者・障がい者支援に関しては、店舗従業員の「認知症サポーター養成講座」の受講も進めていく。

 また、ダイエー横須賀店では、同店の位置する場所の一部に横須賀製鉄所があったことから、150周年記念事業への告知などで市の取り組みを支援。さらに、グループの販売網を活かし、今月8日まで首都圏のダイエー8店舗で開催する「会津フェスタ2015」の会場で、横須賀産の海産物や海軍カレーなどの物産販売も行う。

「横須賀開国WAON」カード
「横須賀開国WAON」カード

横須賀版のローカルニュース最新6

映画エキストラ募集

映画エキストラ募集

 小泉徳宏監督の作品

3月26日

実習通じて地域貢献

県立保健福祉大学

実習通じて地域貢献

3月23日

シャッター絵で地域彩る

横須賀総合高校美術部

シャッター絵で地域彩る

3月22日

「必要なのは負けん気」

元ホエールズ 齊藤明雄さん

「必要なのは負けん気」

県工で特別講演

3月22日

幕末の「浜芝居」を再現

浜の隠居の会ぷらす

幕末の「浜芝居」を再現

3月22日

広がれ”小学生ソフト”

広がれ”小学生ソフト”

普及めざし大会初開催

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月22日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

  • 3月8日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook