参議院議員選挙の投開票が7月10日に行われた。4議席を12人が争った神奈川選挙区では、自民党の現職・三原じゅん子氏(51)が約100万票を獲得し、トップ当選。以下、公明党の新人・三浦信祐氏(41)、民進党の元職・真山勇一氏(72)、無所属の現職・中西健治氏(52)が当選した。自民党は選挙後に中西氏を追加公認し、与党が3議席を獲得した。
トップ当選を果たした三原氏は「選挙期間中、介護に関する要望を多く受けた。女性の育児や介護の負担を減らし、男性の働き方を変える政策に取り組みたい」と抱負を述べた。
堅固な自公支持基盤
横須賀でも三原氏が全体の3割を超える約5万9千票を獲得。2位の三浦氏は、約3万5千という得票数だった。元ニュースキャスターという知名度を生かし、県全体で3位当選を果たした真山氏だったが、横須賀では中西氏に及ばず6位という結果。自公の支持基盤は固かった。共産党の新人・浅賀由香氏は、全体の得票数では5位となったが、市内では4位につけた。
比例選でも自民党が約7万9千票(42・42%)でトップ、以下、民進党が約3万2千票(17・25%)、公明党が約2万7千票(14・56%)、日本共産党が約2万票(10・88%)と続いた。
投票率は上昇
県全体の投票率は55・46%で前回を0・99ポイント上回った。横須賀市内は55・26%で前回比2・83ポイント増。県内58地区の中で3番目に高い上昇率となった。
今回、選挙権が18歳以上に引き下げられ、横須賀市では新たに約8000人が有権者に加わったことを受け、市選挙管理委員会では昨年11月から市内の高校、陸上自衛隊高等工科学校に積極的に出向いて出前授業を行うなど啓発活動に力を入れてきた。「若い世代の有権者数が増えて、投票率が下がるのではと危惧する声もあったが、地道な啓発活動が投票率アップにつながったのではないか」と担当者。今後、18・19歳の投票率を推計し調査分析するという。
期日前投票者数は、県内が約101万7180人で13年参院選の1・16倍。市内が5万9295人で前回の1・14倍だった。
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