昨年1月に策定された横須賀市施設配置適正化により、公園水泳プールの廃止へ向けた計画が進んでいる。
市内には公園併設のプール(10施設)以外に、体育館などの屋内5施設のほか、小中学校に51のプールがある。公園水泳プールに関しては、設置から40年以上経過している施設が大半で、年少人口の減少もあることから、昨年度、これらを見直す「実施計画」を策定。現状10施設のうち、馬堀海岸公園プール以外を段階的に廃止する。
規模縮小には、施設の老朽化や利用者の減少以外にも理由がある。同計画では他自治体とプール数の比較も行っている。屋内・屋外に15施設ある当市に比べ、人口が同規模の藤沢市は8カ所、相模原市(人口/約72万人)は7カ所。こうした近隣自治体の状況から、屋内プールは現状維持し、屋外施設を縮小していく方針となった。
同計画では2024年までの中長期、34年までの長期、52年までの超長期に分けて策定。中長期の鴨居公園プールは既に昨年度で廃止。平作公園プールは9月7日で閉鎖となる。来年度は田の浦公園プールが対象となっている。馬堀海岸公園プールに関しては、18年度以降に大規模改修を行う予定。
代替は小学校で
市公園管理課は、廃止後の代替施設として、屋内プールのない地区に関しては、近隣の学校プール開放で対応していく。今年度、鴨居地区では小原台小のプールを使用。衣笠地区(平作公園)についても、来年度は、城北小学校プールの利用で調整を進めているという。
また、廃止後の施設跡地利用については、地元からもさまざまな意見が出ており、各地域と協議しながら検討していくという。
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